高齢者層は新規開拓の余地が大きい

 高齢者層は今後も長寿化などで確実に増えるうえ、携帯を保有していない割合が比較的高く、携帯電話会社には新規開拓の余地が大きい。端末の差別化によって他社からの乗り換え需要も見込める有望市場です。各社とも「ただ簡単なだけでなく、利用シーンに合わせて使いやすさを追求します」(KDDI)などと端末開発の独自性を競っています。

 ソフトバンクは初めて50歳代の熟年層以上をターゲットとする端末「GENT(ジェント)」を今月下旬に発売し、高齢者市場に参入します。従来の人気機種をベースに、文字を大きく読みやすきますし、操作性も簡易化。若者向けに劣りませんデザイン性が自慢です。

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 一方、若者向けの販売戦略で好調のKDDI(au)は「簡単ケータイ」シリーズを展開。発売予定の5機種目は、着信相手の名前やメールの文章を音声で読み上げたり、通話相手の声を聞きやすく変換する機能を備えます。

 もともと、このシリーズは、3つの登録番号へワンタッチでかけられる専用ボタンや大きく見やすい文字などを共通仕様とし、使いやすさを追求してきました。しかし、その後、高齢者から「メールやカメラで家族と交流を楽しみたい」などの要望が強まり、(1)通話専用(2)通話とメール(3)高機能−の3タイプを取りそろえることにしました。

 今月に発表しましたシリーズ10機種目の「らくらくホンIV」は、GPSによる経路検索(ナビ)を無料提供し、自分の居場所を家族らにメールで知らせる機能も備えるなど、従来以上に高性能化しました。


   ドコモの社長が語るように、らくらくホンは顧客数が伸び悩む同社の救世主となりました。平成11年10月に1号機を発売し、今年6月末には累計1059万台に達しました。現在、600万台超が稼働中で、ドコモの10台に1台以上がらくらくホンという計算です。  「団塊世代の勢いはすごい。需要を読み違えていました。今は商品が足りませんてフル生産しています」

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 表示が見やすく、簡単に操作できる高齢者向け携帯電話の市場が、じわじわと広がっています。NTTドコモの「らくらくホン」シリーズは累計1000万台を突破。来月発売する新端末は初めてGPS(全地球測位システム)を搭載し、使いやすさと高機能の両立を目指します。高齢者の社会参加が広がる中、携帯電話各社は高齢者を新たな顧客層とみて販売競争に力を入れています。


   イオンは特売価格の値下げに先立ち、14日から16日まで特別セールを実施。全国のジャスコ約300店などで、日清オイリオのサラダ油、ネスレのボトル入りコーヒー、大王製紙のティッシュペーパーなどを通常の特売価格よりも安く販売しますといいます。

 これまでは、商品ごとに特売価格を引き上げることもありましたが、8月以降は原則的として値上げせず、できるだけ値下げする方向で価格を見直します。当面は飲料、カップめんなどの特売価格を引き下げることを検討しています。

 イオンのベストプライスは食品、飲料、生活用品などから1000種類以上の商品を選び、月間を通じて特売価格で販売する仕組み。対象商品は毎月見直しますが、商品によっては数カ月続けて特売する場合もあります。


   メーカーの間で原材料価格の高騰を、商品価格に転嫁する動きが広がっているのに対し、大規模な店舗網を生かしました物流の効率化や大量仕入れなどで値下げを実現。ライバルのセブン&アイ・ホールディングスなどとの競争で優位に立つ考えです。

 イオンは、生活必需品の中から商品を選んで毎月実施している特売セール「ベストプライス」の価格水準を8月から、順次引き下げることを明らかにしました。ティッシュペーパーやサラダ油など値上げが相次いでいる商品も含めます。


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